【ネタバレなしパート】この作品のあらすじ

皆さんは本は読みますか?
私はよく読みます。中学生あたりから家の近くにTSUTAYAが出来て、購入する機会が増えたことで本をよく読むようになりました。
よく活字離れという言葉を聞きますが、それでも「活字の本を読んでみたい」「活字の本を読めるようになりたい」というような方へオススメしたい小説があります。
それが『探偵小石は恋しない』という作品です!
2026年本屋大賞にノミネートされていますし、そりゃあ面白いですわな。
活字の本に触れるには自分で探すより、世間的に面白いって言われている本を読んだ方が確実ですよ。
ただ、この本には注意点がありまして、
事前情報なしで読んでほしいんです。
はい、この記事を読み進めようとしている時点で危ないんです。
まぁ、公式サイトにはあらすじが載っていますから、それくらいはいいと思いますので、引用させてもらいますが、それ以上は本当に危険です!面白さが半減しちゃいます。
小石探偵事務所の代表でミステリオタクの小石は、名探偵のように華麗に事件を解決する日を夢見ている。だが実際は9割9分が不倫や浮気の調査依頼で、推理案件の依頼は一向にこない。小石がそれでも調査をこなすのは、実はある理由から色恋調査が「病的に得意」だから。相変わらず色恋案件ばかり、かと思いきや、相談員の蓮杖と小石が意外な真相を目の当たりにする裏で、思いもよらない事件が進行していて——。
小学館『探偵小石は恋しない』森バジル 公式サイトより引用
このあらすじ読んで、公式サイトに飛んで、面白そうって感じたら本屋へGO!ですよ。
とにかく読んで面白さを味わってください。
じゃあ何でこんな記事を書いているんだって話になりますが、それはもちろん、読んだことのある人と「これすごかったよね」とか「ここ面白かったよね」みたいな話がしたいからです!
ですので、まだ読んでいない人は読んでから続きを見てください!
【ネタバレ含む】探偵小石は恋しないの感想

もう未読の人はいませんよね?
大丈夫そうなので語っていきますけど、個人的に初めて読んだ時の衝撃はとんでもなかったですよ!
自分のこれまで読んできた内容、世界が壊されて、ひっくり返されて、ぐちゃぐちゃになった後で
面白さが突き抜けていきました!
そして、自分は提示されている文字情報だけでイメージをしてしまうんだなということを突き付けられたような気分になりました。
9割9分の人間は、女子高生と学年主任のおじさんとの恋愛や、双子での事実婚や恋愛感情、アニメキャラクターの人形との結婚というものは思考の中から抜けています。自分に該当しないなら猶更。
多様性という言葉が世間的に普及し始めていますが、いざ日常で考えると、自分の考え方をアップデート出来ていないな~という結論になってしまいますね。
そこに対して切り込んでいき、読者に突き付ける手腕は素晴らしいの言葉しか出てきませんね。
そして、それだけでは終わらないのがこの作品。
そこから小石の記憶が戻るわ、その先の真犯人が出てくるわで情緒ぐわんぐわんでしたよ。
散りばめられていた謎とか疑問点をちゃんと回収してスッキリした状態でエピローグを迎えられました。
この作品の要旨とは

ここからは完全に私の考えになるのですが、この作品を通して作者が伝えたいことは小石が言っていると思っていて、作中に出てきたこの言葉だと思います。
「誰が誰に恋したっていいよ」
「いいってのは、どうでもいいって意味ね。」
『探偵小石は恋しない』著 森バジル 47ページより引用
恋の形が多様化しているからこそ、そこにわざわざ突っかかることなんて野暮だろと。
そんなんどうでもいいよってことを知ってもらいたかったし、考えてもらいたかったのかなと思います。
確かに読んだ当初は驚きましたよ、どの案件も。
ただ、どれも誰かに迷惑をかけていたのでしょうか?法律に触れていたのでしょうか?
(1件目のところは目を細めていますが… 親も認めているからいいのかな?)
少数派だから良くないとか、周りにはいないから間違っているとか多数決の良くないところの押し付けみたいなのは捨てていきましょう。
そういった自分の思考のアップデートを日本人に縁のある「恋」というものに乗せて読者に訴えかけてくるのが本書『探偵小石は恋しない』だと私は考えています。
自分の信念を突き通すのであれば、周りのことなどどうでもいいという考え方は一理ありますね。
(周りに迷惑をかけないことや、法に触れないということは大前提ですが)
風斗を好きな澪は人目もはばからずに叫んでいましたし、最人と愛花もお互いのことを愛して日々を過ごしていました。君塚もバニラとデートもしていました。
その信念を持って過ごしている人に対してすることは非難ではありません。
祝福です。
「誰が誰に恋したっていい」
その言葉を胸に刻んで、人の恋路を応援できる人間になっていきたいものですね。
それでは皆さん、お幸せに!


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